沈黙のマイノリティ

最強オヤジの怒りがついに爆発する

ドラゴンボール超 ブロリー 感想③ サイヤ人絶滅!!!

パラガスとブロリーとビーツが、惑星ベジータを飛び去ってから

5年後……

一人の男が目を覚ます。

サイヤ人の戦士、バーダックである。

フリーザによるサイヤ人への緊急召集命令により、惑星ベジータ

帰還する途上の宇宙船上で彼は思案する。

フリーザの意図を、企てを、腹づもりを……。

こいつは やっぱり

何か裏がありそうだ

一方、惑星ベジータの外気圏で待機するフリーザの宇宙船中―。

サイヤ人の星を眼下にとらえる三人。

小型ポッドに乗った総帥フリーザフリーザ軍の天才科学者キコノ、

フリーザの世話役を務める老婆ベリブル。

続々と星に集結するサイヤ人の宇宙船を眺めながら、フリーザ

嫌味に笑う。

せっかく集まってもらっているんですよ

星ごと消えていただく絶好の機会じゃないですか

 

惑星ベジータへ帰還したバーダック

妻ギネが待つ自宅へ帰宅し、保育カプセルに入っている息子

カカロットを見つめる。

カカロットは、ギネが自分にそっくりだという独特な髪型を

カプセルの中で揺らしながら、静かに眠っている。

こいつを星に飛ばしてやるんだ

冗談だろと抗議するギネ!

下級戦士であるカカロットは、辺境の星に飛ばされる運命―。

それなら自分たちで、少しでもマシな星に飛ばしてやるほうが

いいと諭すバーダック

ギネはそれでもまだ早すぎると、息子を星に飛ばすことに納得

しないが、それに対しバーダックは時間がないと答える。

バーダックフリーザの今回の不穏な動きの背景――その裏にある

企みに感づいたのだ。

オレには死の予感がするんだ

 

泣きわめくカカロットを乗せた、一人乗りの丸型宇宙ポッドを

担ぎ、荒野を駆けるバーダックと、その後を心配げについていくギネ。

ギネは3人で逃げようと提案するが、バーダックは大人二人は

スカウターですぐに発見されると、即座に案を却下する。

ギネは、なんでそこまで? 子の心配をする男なんてサイヤ人

らしくないとバーダックに尋ねる。

――ただの気まぐれ、そう答えるバーダック

カカロットを搭載した丸形宇宙ポッドは、下級戦士と判定された

彼でも生き延びられるよう、戦闘レベルの低い人間が住む地球と

いう星へ向かうよう、行き先をプログラムしてある。

加えて地球は価値も低いので、フリーザ軍に狙われる可能性も

低く、カカロットでも生きていけるだろう。

いいか 絶対生き延びるんだぞ

また会おうねと涙ぐむ母ギネ。

笑顔を向ける父バーダック

二人に見送られながら、言葉も喋られないカカロットは惑星

ベジータを飛び立つ!

母が叫んだ自分の名前を記憶に刻みながら―――。

 

カカロットを乗せた宇宙船が、地球へ向かって飛び去ってから

数時間後――。

宇宙船上でフリーザは、キコノにサイヤ人攻撃の理由を語る。

サイヤ人は戦闘民族。今は従順なふりをしているが、いつ自分に

牙をむくか分からない。

だから掃除するのだと。

宇宙船の甲板が開き、宇宙空間に姿を現すフリーザ

指の先から放出した球状のエネルギー波は、瞬く間に巨大化し、サイ

ヤ人の星を飲み込むほどの威力を有するまでとなって、解き放たれた。

星一つを消し去る破壊力を持つ、巨大なエネルギー波が惑星ベジータ

へ迫る!!

刻一刻と迫る死のエネルギーをただ、ぼう然と見上げるサイヤ人たち。

この事態に抵抗することもできず、ただ無防備に滅びのときを待つ。

絶滅の危機に陥ることを、予期できた者は誰一人いなかった。

いや――いた。

たったひとり。

フリーザ軍に、種族の運命に、立ち向かう一人のサイヤ人―――、

カカロットの父、バーダックだ!!!!!

宇宙空間で無数のフリーザ軍の兵士を相手に、たったひとりで奮闘

する、誇り高き戦闘民族の戦士バーダック!!!

頭上に迫る、星ごと自身を消さんとするフリーザの凶悪なエネルギー

波に対し、自身のすべての力をつぎ込んだ渾身のエネルギー波を

ぶつける!!!

しかし押し戻すことは叶わず、瞬く間にエネルギー波ごと飲み込まれ、

宇宙の塵と化したバーダック……。

孤高の戦士を飲み込んだ禍々しいエネルギー波は、ついにサイヤ人

故郷に着弾した!!

大爆発が起こり、全てのサイヤ人とともに惑星ベジータは跡形もなく

消滅した…………。

満足げなフリーザの装着するスカウターには、サイヤ人の絶滅を証明

するゼロの数値が示されていた……。

 

『バードスタジオ・集英社・「2018ドラゴンボール超」製作委員会』